スイング式逆止弁とは |
逆止弁は、流体を一定方向に制御するもので、主にポンプの吐出側やサージタンクの入口側に設置して管路の逆流防止に使用するバルブです。 モリタのスイング式逆止弁は1枚弁・2枚弁、親子弁、ダッシュポット付など用途に合わせて様々なバリエーションがあります。 スイング式逆止弁(ダッシュポット付)の場合は、逆流時の急閉鎖を防止します。停電などでポンプが送水中に急停止した場合に、ポンプの吐出側に設置した逆止弁が急閉鎖すると、ウォーターハンマーにより管内圧力の上昇が生じ、圧力波となって管内を往復して管路やその他の装置を破損することがありますが、スイング式逆止弁(ダッシュポット付)はこれを防ぎます。 上水道、下水道、工業用水、農業用水の送配水施設にご活用下さいますようお願い申し上げます。 |
製品の特長 |
■開閉作動がスムーズ! 小さな背圧で逆流を防止でき、開閉作動がスムーズです。 ■逆流時の弁体のねじれ・衝撃に耐える強度! 逆流用親子弁体、アーム、軸は強靭な強度を有し、逆流時のねじれ・衝撃に耐える構造です。 ■優れた止水性能! 弁座面を鉛直線に対して6度傾斜させており、弁体の自重が作用して優れた止水性を発揮します。 ■閉弁速度を容易に調整可能! ダッシュポット付逆止弁は調整弁(ニードル弁)を備えており、閉弁速度を容易に調整できます。 ■現地調整がしやすい。 ダッシュポットの内圧を低圧にしているため、現地調整がしやすくなっています。 |
ティルティング式ハンマーレス逆止弁 |
ティルティング式ハンマーレス逆止弁とは |
モリタのティルテイング式ハンマーレス逆止弁は、ポンプが急停止した場合に水の衝撃で発生するウォーターハンマー(水撃圧)やスラミング(衝撃音)を防ぐために開発されたものです。 ポンプ停止から逆流開始までの短い時間内で弁を急閉させて、閉じ遅れに起因するスラミングやウォーターハンマーの発生を防ぎ、管路やポンプ、バルブ類を破損から防ぎます。 弁は自閉力を増すためスプリングを内蔵し、また、弁座面を鉛直線に対して約30°傾斜させ、弁体の全開角度を小さくして閉じ遅れによるスラミングを防ぐ構造の「スプリング急閉形ティルテイング逆止弁」です。 上水道、工業用水、農業用水に、ご活用下さいますようお願い申し上げます。 |
製品の特長 |
■ウォーターハンマー、スラミングの発生を防止します。 ■弁閉鎖時間を現地で簡単に調節できます。 ■弁座はメタルシート形で耐久性に優れています。 ■弁損失圧力が小さい。 ■赤水対策。 ■バイパス弁を標準装備しています。 |